※合掌印は良く見かける手印で皆さんご存知でしょうから添付図は省略します。
右手に仏様が宿ります。左手には自分自身が宿っています。
※右手は仏様の宿る清浄な手で、左手は人間の不浄の手です。
その為、密教信者は右手で食べて左手でトイレの後始末をするなど使い分けています。
特に密教発祥の地インドでは右手は清浄な手として素手で食べます。
その清浄な右手と不浄な左手の掌を合わせる事によって右手の仏様が左手に入り込みます。
そして左腕から体内に入り込み、7つのチャクラを巡って再び右手に戻ります。
逆に左手に宿った自分自身の魂は右手に入り込み、同じ様に体内を巡って再び左手に戻ります。
途中、体内(各チャクラ)で7回仏様と交わる事に成ります。
まず両腕から仏様と自分が体内に入り込みます。そして最初は股部(尾骨)ムーラーダーラー、チャクラで交わります。
チャクラの中で仏様と自分の魂が交わった状態でゆっくりと数回、回転します。
回転した後、再び仏様と自分は左右に別れて次のチャクラへと移動します。
今度は少し上がって丹田(性器)=スヴァディシュターナ、チャクラで交わり数回回転して、また次のチャクラへと移動します。
次は、鳩尾(へそ)=マニプーラ、チャクラで交わり回転します。
その次は胸(心臓)=アナーハタ、チャクラで交わり回転します。
次は、咽喉部=ヴィシュッダ、チャクラで交わり回転します。
次は、眉間(霊眼)=アージュニャー、チャクラで交わります。
そして最後に頭頂部=サハスラーラ、チャクラで交わります。
なお、チャクラとは『気』のかたまりです。人体を解剖しても見える物では有りません。
はっきりした形では有りませんが大体、丸い球の形をしていて、個々に大きさは違います。
また余程修業を積んだ人でも無い限り、殆どの人間のチャクラは閉じたままです。それを開いて蓄えたパワーを放出する為の瞑想法です。
この様に7つのチャクラで交わり各チャクラを浄化して更にパワーを与え、あなた自身の魂も浄化して再び別々の手へと戻って行きます。
これを繰り返す事で仏様と自分自身が幾度と無く交わり、各チャクラの機能が研ぎ澄まされて行きます。
また、徐々に自分自身も仏様と同化する事が出来ます。この瞑想法を密教では『入我我入観』と言い、密教修行の第一歩目とされています。と同時に悟りを開くには欠かせない修行法でも有ります。
つまり入我我入観は初歩的な修行法でも有りますが最終的な修行法とも言えます。基本中の基本ですが、それだけ奥深い修行法でも有ります。
なお、それぞれのチャクラでは数十秒〜1分間程度とどまって回転し数秒間掛けて次のチャクラに移動します。
最後の頭頂部で回転した後は右手に戻り、再び左手を通して体内に入り込みます。
その際、仏様と自分の魂がチャクラを研ぎ澄ませる為に浄化している事を思い浮かべながらチャクラに精神を集中し、仏様に応える為に数十秒〜1分程度、少し力を入れてみると良いでしょう。
7箇所のチャクラを1周するのに約、7〜8分を目安に観想するのが良いでしょう。
一応15分観想と決められていますが、あなたの感覚で仏様が右手に戻ったタイミングで切り上げて(終了して)下さい。
途中のチャクラにとどまった状態でやめるのは余り良く有りませんので、注意して下さい。
時間的に少し位、早くても遅くても構いません。
できそうでしたら毎日行ってみて下さい。徐々に霊能力も研ぎ澄まされます・・・・・・・。